使命感がないのは誰のせい?

おはようございます、小宮です。

あなたの部下は使命感を持って仕事をしていますか?

どんなにひどい店でも一人や二人そういうヤツはいますから、彼らは除いてください。

なぜなら、彼らはある意味特別な才能を持った人だからです。彼らを基準にしたら普通の人は気の毒です。

私たちがマネージメントの基準にするのは普通の人であるべきなのです。

あなたの部下の普通の人は使命感を持って仕事をしていますか?

全従業員が使命感を持っているとなるとハードルが高すぎるので、半分いればいれば「はい」で良しとします。

「はい」ならばこの先を読む必要はありません。それだけのマネージメントができるあなたは優秀な店長です。

「いいえ」ならば、3つ考えてほしいことがあります。

1.あなた自身は使命感を持っていますか?

店長が何でもできる必要はありませんし、そんなことは不可能です。

しかし、自分が使命感を持ってないのに、部下に求めるのはひどすぎるでしょう。

もしあなたが使命感を持ってないなら、一刻も早く使命感を持っている人に立場を譲ることです。それが部下のためです。

以降は、使命感を持っていることが大前提です。

2.自分の仕事の価値を落としていませんか?

使命感を持った人がそんなことするわけがない、とふつうは思います。

ところが、気づかないうちに自分の仕事の価値を落としていることがあります。

よく見かけるのが採用の時です。

「誰にでもできる簡単な仕事です」

これを書く前に求人誌を立ち読みしてきましたが、怖いくらいにこのフレーズが並んでいました。

「こう書ければ電話はかけてくるだろう」と言う軽い考えかもしれませんが、これで申し込んできたバイトやパートが使命感を持つとは到底思えません。

もっと問題なのは「誰にでもできる簡単な仕事です」を見た今の従業員の気持ちです。

「そうか、自分たちの仕事は誰でもできる簡単な仕事なんだ」と思うでしょう。

誰がカンタンな仕事に誇りを感じるでしょうか?

誇りがなければ使命感など持てるわけがないのです。

3.私たちの仕事が価値のあるものだと部下に伝えていますか?

あなたが使命感を持ってい仕事をしているなら、それを部下に伝えてください。

まあ、中には、使命感を持ってはいても言葉にするのが難しいってこともあるでしょう。

そんなときは次の質問に答えてみましょう。

「あなたの商売によって救われる人はどんな人ですか?」

例えばこんな感じ。

「パソコンで救われる人は、才能はあってもちょっとしたハンディで苦労している人。楽器が弾けなくても音楽の才能のある人はいる。パソコンなら彼らの道具になれる」

人間、世のため人のために役に立つと思えなければ、使命感を持つことなどできないのです。

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