売れないのではなく売る気がないのでは?

おはようございます、小宮です。
たまに「金を出すから店を見てほしい」と言われることがありますが、ほとんどお断りさせて頂いています。
報酬のつり上げを狙っているのでも、もったいぶっているのでもありません。ただ、私が超面倒くさがりなだけなのです。
それでも、お世話になった人に頼まれたりなど、どうしても見なければならないこともあります。
そうした店を見るといつも思うのです。
「売れない」と嘆いている店のほとんどは、売れないのではなく、売る気がないのではないか?と。

本当にお客を取られたの?

「売れない理由はどのように考えているんですか?」と聞くと、「郊外に大型店ができてお客を取られた」、「大型店の価格に対抗できない」、「大型店の品揃えに対抗できない」等々、全部ライバルを理由にしているんですね。
この理由が株主や上司への言い訳ならいいんですが、本気で思っているなら相当イタイです。
「お客を取られた」という店に「お得意さんの何割くらいが取られたんでしょうか?」と聞いたことがあります。
でも、顧客リストを持っている店はほとんどないんですね。
顧客リストがなければお客を取られたかどうかわからないじゃないですか!?
もしかしたら、元々顧客なんかいなかったのかもしれないじゃないですか!

きったねえ店頭

店を見ると、店頭にサビと汚れで染まった、きったねえワゴンがあります。そこに、色あせた上にボロボロに破れた「SALE」と言うPOPが貼ってあります。
そのきったねえワゴンの中には、これまたきったねえ商品が意味不明に詰め込まれています。意味不明というのは、値札が付いていなかったり、付いていてもかすれて見えなくなっているからです。
ね? 意味不明でしょ? 価格がわからないものは置いてないのと同じですからね。
もっとひどいのは、そのきったねえワゴンが邪魔で店に入りにくいこと。
これって、売れなくて当然だとあなたも思いませんか?
まあ、ほじくり返すとキリがないので、取り敢えず次の5つをアドバイスしました。

  1. ワゴンをピカピカにする
  2. POPを新しいモノに貼り替える
  3. ワゴンの中の商品をピカピカにする
  4. ワゴンの中のすべての商品に値札を付ける
  5. ワゴンをいくつか撤去して入り口を広げる

こんなきったねえ店頭じゃお客が入るわけがありません。だから、まずは店頭をどうにかしなければと考えてアドバイスしました。

基本してますか?

似たようなアドバイスをいくつかの店でしていますが、素直に聞いてくれる人とそうでない人で結果が違います。もちろん、結果が出るのは基本に忠実な人です。
店作りに、誰も知らない秘密のノウハウや、米国生まれの画期的なノウハウなどないのです。
当たり前のことを当たり前にやれば必ず売れる店を作ることができます。
だって、当たり前のことを当たり前に実行するのがどれほど難しいことか。あなたもわかっているはずです。
4Sは当たり前。でも、いつも売場がピカピカなんてあり得ないのです。だから、諦めずにやった方が勝ちなのです。

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