ワクワクする売場にできる3つの方法

東京ディズニーランドのヘビーユーザーに「どうして何度も行くの?」と聞くと「ワクワクするから」と答えます。
と言うことは、ワクワクする店にしたら、私たちの店もヘビーユーザーが増えるのかもしれません。
でも、ワクワクって一体何なんでしょうか?
手元の辞書によると「期待や喜びで心が落ち着かないさま」とあります。
つまり、ワクワクする店とは、期待や喜びにあふれている店と言うことです。
おはようございます、店長養成講座の小宮秀一です。
では、店がお客様に提供できる喜びは何だと思います?

目次

買い物をする喜び

言うまでもないですね。買物をする喜びです。

実はディズニーランドが提供しているのも同じではないかと思います。
なぜなら、ディズニーランドってショッピングセンターに見えないショッピングセンターだから。というのは考えすぎでしょうか。

買物をする喜びを提供するとは、商品を見ること、商品に触れること、商品を試すこと、商品を選ぶこと、店員の接客、レジでの精算等々、店が提供する買物体験すべての質を高めることに尽きます。
正直、コレは店作りそのもので、そうカンタンに実現できることではありません。たぶん、決して到達することのないゴールなのだと思います。
その点、買物をする喜びと比べると期待を提供する方がカンタンです。

期待を提供する3つの方法

店が提供できる期待とは情報です。それも古い情報では無く、今が旬の新鮮な情報です。
次の3つの情報を、陳列やPOPを使って訴えれば「期待」を提供することができるでしょう。

新商品情報

人は新しいモノが大好きです。
実際に買うかどうかは別ですが、取り敢えず見てみたい、触ってみたいと思うモノです。
したがって、新商品の情報は積極的に提供しましょう。
新商品に「新商品」とわかるPOP、陳列をするのは当たり前として、今週入荷する商品なども告知しましょう。
話題の新商品なら予め売場を準備して「12月10日10時頃入荷!」と告知してもいいでしょう。

ランキング情報

人はランキングが大好きです。
自分が得意な分野なら自分の目で選びますが、そうでない分野については多くの人が買っている商品を選びたいモノです。選ぶのって大変ですからね。
あなたのお客様は商品に詳しい人ばかりではないはずです。したがって、選択基準となるランキング情報を提供するのは効果の高い販促策でもあります。
主力商品なら売上ベスト5と言ったPOPを貼り、コーナーを作りましょう。
ちなみに、POPだけならベスト10でもいいんですが、売場を作るとなると10個は多すぎます。ランキングはベスト5くらいが扱いやすいと思います。
売上ベスト5だけではおもしろくないので、店員の人気ベスト5なんてのもお勧めです。

お買い得情報

本日や今週のお買い得商品を店内の一番目立つポイントに掲示します。
お買い得情報は一カ所にまとめることをお勧めします。複数以上にするとメンテナンスが面倒だからです。

情報は鮮度が命

情報発信するときに一番注意したいのが鮮度です。
1週間前に入荷した商品が「×日入荷」と告知されているのは間抜けだし、そもそも死んだ情報です。売上ベスト5が1ヶ月も同じだとランキングの信用に関わります。
死んだ情報には何の価値もないし、それどころか店のイメージダウンや信用の失墜につながりかねません。
覚悟がないなら情報発信などすべきではないです。情報を発信するからには覚悟して行ってください。

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