おはようございます、小宮です。 チラシを作るときは目的をはっきりさせておきましょう。 チラシの目的は主に3つあります。
- 売りたい
- お客を集めたい
- (店のことを)知ってもらいたい
「全部したいに決まってる!」 そりゃそうですね。 しかし、この3つ、すべてを満たすチラシを作るのは難しいです。 たとえば「売りたい」チラシの場合。 チラシに掲載する商品は粗利の取れる商品が中心になります。
粗利の取れる商品は高額です。
高額商品はどうしてもお客の数が少なくなります。
しかし、たとえお客が少なくても、粗利が取れればチラシの費用を回収することができます。
白黒のチラシ2000枚を新聞折り込みにすると費用は1万2~3千円です。
1万円の粗利がある商品なら2人に売ればペイできます。
一方「お客を集めたい」チラシは?
低単価で購買頻度の高い商品がチラシの中心になります。
一般に千円以下の商品です。
これらの商品はお客がたくさんいます。
しかし、粗利は少ないです。
粗利が100円とするとチラシの費用を回収するのに120人のお客が必要です。
この2つを共存させるのはものすごく難しいです。
高額商品は説明しないと売れません。
だから、商品説明にスペースが必要です。
一方、低単価の商品はより多くのお客に来てもらわなければなりません。
そのためには掲載する商品の点数を多くする必要があります。
コレは明らかに矛盾した要求です。
「知ってもらいたい」も入ってくるともっと厄介です。
売りたいチラシもお客を集めたいチラシも限定が付きものです。
と言うか、この種のチラシで限定なしはあり得ません。
しかし、限定付きのチラシは限定が終わるとただの紙くずです。
「知ってもらいたい」チラシはお客が欲しくなったときに見て欲しいのです。
売りたい、お客を集めたい、(店のことを)知ってもらいたい、この3つを同時に満たすチラシを作るのはものすごく難しいです。
私はそんな難しいことはお勧めしません。
正直私もそんなチラシは作れません。
そんなむずかしいことをするくらいなら、目的を絞って作ることを強くお勧めします。
目的を絞ったチラシの方が反応も取りやすいですしね。
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