はまっている人に売る方法

はまっているお客様に関連商品をお勧めしたらカンタンに買って頂けるでしょう。

おはようございます、店長養成講座の小宮秀一です。

よく会話の中で「今、○○にはまっている」という言葉を耳にします。

この「はまる」ってどういうことなのでしょうか?

たとえば、ユーチューブで見つけたミュージシャンを好きになったとしましょう。

これは「はまっている」と言えるでしょうか?

違いますよね。ただ、好きなだけです。

では、暇さえあれば、そのミュージシャンの動画ばかり見ているのは「はまっている」と言えるでしょうか?

ココは意見の分かれるところです。

ただ、私たちとしては、無料で楽しんでいるうちは「はまっている」とは言いたくないです。お金を使い始めてからが「はまった」と言った方がいいでしょう。

転生したらスライムだった件

今、私は「転生したらスライムだった件」という小説にはまっています。

2021年11月8日現在18巻発売されています。

2019年3月3日に1巻と2巻を同時に買って以来、毎日1巻ずつ買い足して今12周目です。12周目とは、読むのが12回目だと言うことです。

え? それではまっているって?

そうですね、3年間で12回読んだくらいでは普通はまっているとは言えません。ただ、ココにたどり着くまでに7回読み返しているのです。

どういうことかわからないと思うのでちゃんと説明します。

無料で読める

「転生したらスライムだった件」は元々こちらのサイトで無料で公開されていて、既に完結しています。

私が7回読み直したというのはこのサイトのことです。無料なのではまっているとは言いにくかったのです。

大筋は小説もウェブ版も同じです。ただ、キャラクター設定やストーリーが、巻が進む毎に異なってきています。もっとも、物語の基盤となるキャラクターが違うのですから、同じストーリーになるわけがないですが。

13巻までは何とかウェブに繋がります。しかし、14巻からはウェブには繋がらなくなっています。

たぶん、これからは大筋は同じだけど、違うストーリーを楽しめるでしょう。

入口はアニメ

私が「転生したらスライムだった件」にはまるきっかけはアニメです。Amazonのプライム・ビデオで見つけました。

タイトルに釣られて見たらおもしろかったです。私がおもしろいかどうかの基準はキャラクターが魅力的かどうかです。そこは私のメガネにかないました。

それでも、はまると言うほどではありません。毎週水曜日の更新は楽しみにしていましたが、何度も繰り返し見るというところまで行きませんし、プライム・ビデオなのでお金も使っていません。

ウィキペディアで「無料」のウェブ版を知る

気になった作品はウィキペディアでチェックするのが習慣な人?

私がそうです。

で、ウィキペディアを見たら、小説がウェブで、無料公開されているとのこと。そして、読んでみたらどっぷりはまってしまいました。私は、アニメやマンガより、文字の方がはまりやすいようです。

ほぼ半年、時間があれば「転生したらスライムだった件」のウェブ版に没頭しました。正直言うと、没頭しすぎて、仕事に差し支えたこともあります。

小説に手を出した理由

そんな私が小説に手を出したのは、無料でこんなにおもしろいのだから……と思い始めたことです。

ただ、ウェブ版の「転生したらスライムだった件」もおもしろかったのです。途中で止めるのが惜しいくらいです。

そこで、ある程度満足した7周目の終わりが3月3日。1巻と2巻を買って、今は冒頭の通りです。

Amazonのお勧めがおかしい

小説の1巻と2巻を買ったら次は3巻を勧めるのが商売人の普通ですよね?

ところがAmazonは「転生したらスライムだった件」の コミック版を推薦してきたのです。私はAmazonのレコメンドシステムに呆れかえりました。

「おいおい、オレ、コミックってほとんど買ってないじゃん?。勧めるなら小説の方じゃね?」と思ったのです。

Amazonが、私の購買履歴を見てレコメンドしているのではないと、再確認できた出来事でした。多数派の行動を元に推薦したのでしょう。

Amazonのお勧めに呆れながら、私は「転生したらスライムだった件」の小説の続きを注文しました。何と小説版はレコメンドに登場しなかったので自分で検索して見つけたと言う……。

ちなみに、14巻まで買った今は「公式設定資料集」を勧めてきます。ようやくレコメンドからコミック版が消えてすっきりしました。でも、遅すぎですよね。

売り手が人間だったら?

コレが売り手が人間だったら?

売場では、はまっている人を見つけるのはカンタンです。

特に14巻まで出ている作品を1巻から買うような人は、「はまっている」と告白しているようなものです。

そんなお客様に、たとえば、レジでこんな具合に声を掛ければ――

店員「転スラ、はまっているんですか?」
小宮「ええ、アニメがおもしろかったので小説も読んでみようと……」
店員「はい、小説の方がアニメよりおもしろいですよ」
小宮「そうなんですか。読むのが楽しみです」
店員「うち、転スラ推してます、全巻揃ってますんで、また、よろしくお願いします。あ、よかったら会員カード、お持ちになりませんか?全巻買うと××ポイント付きますよ」

こう話を持って行かれたら、会員カードを「要らない」とは言えないでしょう。だって、相手は店員ではなく、同じ趣味を持つ仲間なのですから。

はまっている人は優良顧客になる可能性が高いです。そういうお客様には飽きさせないように、そして、私たちの店を忘れられないようにする必要があるわけです。

あなたの店は、はまっているお客様をそのままにしていませんか?

そんなもったいないことは止めてくださいね。

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