コロナに負けない店は何をやったのか?

コロナ渦で厳しい環境でも、前年並みや前年より売上を伸ばしている店はあります。そのような店は一体何をしたのでしょうか?

その答えは単純です。新しいお客様の開拓をサボらなかったことです。

新しいお客様を開拓するために何をしたのか?

新しいお客様を開拓するには、販路を増やすことです。

私が新人だった’80年代は、特設会場での販売が、もっとも効果が大きいとされていました。10年前まで、某電気屋は各地のドーム球場で即売会をやっていました。BSのテレビショッピングに参入した電気屋もあります。

ただ、これらはお金が掛かります。もっともBSの広告料は思うほど高くないですが。

そこまでお金を掛けずに、販路を増やすには3つ方法があります。

  • 御用聞き
  • 法人
  • インターネット通販

御用聞きと法人については、読者の評判が良くないので、ココではインターネット通販だけを説明します。

インターネット通販

インターネット通販の最大のメリットは、店の定休日でも、営業時間外でも注文を受け付けできることです。
お客様が買いたいときに、待たずに注文できることが、顧客体験の質を高めることができるわけです。

これがインターネット通販の真実です。つまり、インターネット通販は小売の販路の一つに過ぎないのです。

よくAmazon対日本の小売という煽りかたをされます。しかし、Amazonの販売システムは私たち小売店も使うことができます。私たちとAmazonは対立などしていないのです。

インターネット通販の仕組みを構築してきた店は、たとえ行政から店を閉めるように言われても、物流が止まらない限り、売上を上げることができます。

あなたもこの機会にインターネット通販に取り組んでみることをお勧めします。

ただし、あくまでも「顧客体験の質を高めるため」と考えてください。人件費を削れるとか、家賃が要らなくなるなどとか、自分の都合で考えると失敗します。私はそんな事例を山ほど見てきました。

インターネット通販参入の条件

あなたはSEO、PPC、アフィリエイト、WordPress、html、CSS、PHPの意味が理解できますか?

理解できるなら2つ、理解できなくても1つ、方法があります。

ゼロからウェブサイトを作る

あなたがWordPressやhtml、CSSがわかるならこの方法がお勧めです。なぜなら、自分ですべてをコントロールできるからです。

https://komish.com/archives/5982

ホームページ作成サービスを使う

htmlやCSSがわからなくても、ブログを書けるスキルがあるなら、この方法がいいでしょう。

https://komish.com/archives/5387

何言っているかわからない人は

ココまでで、私が何を言っているかわからない人?

大丈夫です。その場合は、Yahooオークション、Amazonマーケットプレイスか、楽天市場、またはYahooショッピングに出店することから始めてください。

なぜなら、決済システムが用意されているからです。実は、決済システムをどう用意するかが、インターネット通販参入の一番のハードルです。これらのサイトに出店すると、決済のことは全部サイト側に任せられるわけです。

この中で一番ハードルが低いのがYahoo!オークションです。信頼性が高い、ストアアカウントは取得する上で条件が厳しいですが、個人アカウントなら比較的カンタンに始めることができます。個人アカウントでの信頼性の獲得については、この後の説明を見てください。

また、あなたの店の名前でサイトを作りたいなら、楽天市場か、Yahooショッピングです。アパレルなど、オリジナル商品が主体ならAmazonがいいでしょう。

ただ、正直言うと、ショッピングサイトはどこでもいいです。と言うのも、出店しただけではまったく売れないからです。販売ページにアクセス――お客様――を送らないと何も起こらないです。

販売ページにアクセスを送る方法

販売ページにアクセスを送る方法は2つあります。

一つはアフィリエイターを使うことです。アフィリエイターとは、インターネットで紹介販売を請け負ってくれる人のことです。

実は、Amazon、楽天、Yahooショッピングのサイトにアクセスを送っているのがアフィリエイターです。あのような情報不足の販売ページでも売れる理由は、サイトに来る前に、アフィリエイターが売り込んでくれているからなのです。

アフィリエイターに動いてもらうには、アフィリエイト報酬を弾むのが早道です。その点、リアルの広告並みにお金が掛かるのが難点です。

もっとも、「アクセスを送っても売れない」となると、アフィリエイターはスグに去ってしまいます。つまり、売れないと出費はありませんが、アクセスを送ってくれる人を失うわけです。

アフィリエイターを使うのはハイリターンだけど、ハイリスクでもあると言うことです。

もう一つは、あなたのホームページ、ブログ、メールマガジン、SNSからアクセスを送ることです。この場合はお金は掛かりません。しかし、自分のメディアにアクセスがないとそもそも話になりません。

ただ、心配要りません。リアル店舗には顧客という強みがあるからです。リアル店舗がインターネットに参入するときは、顧客に使ってもらえばいいのです。

なぜなら、顧客は同じ人でも、販路が違えば行動は異なるからです。

たとえば、コロナが怖いから店に行きたくない人でも,買いたいモノはあるわけです。インターネットで注文できる仕組みがあったら、使ってみようと思うでしょう。

インターネット通販を顧客体験の質を高めるために導入するなら、顧客に使ってもらうのがベストだとあなたも思いますよね?

顧客はいますか?

インターネット通販を立ち上げるには顧客が必要だと言うことです。それも多ければ多いほどいいわけです。

顧客を増やすというと、CRMシステムとか、ポイントカードとか、ニュースレターとか、メールマガジンとか、SNSとか言う話になりがちです。

しかし、顧客を増やすには、これ以前にやっておくべきことがあります。

https://komish.com/product/basic-8

なお、「これができてからインターネット通販をやろう」では遅いです。必ず、同時に進めてください。

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