現代の店長は何をやるかではなく、何をやらないかを考えるべき

私たちは「○○をやらなければならない」と考えがちです。

  • 「4Sをやらなければならない」
  • 「目玉商品を用意しなければならない」
  • 「POPを書かなければならない」
  • 「お客様の体験価値を高めなければならない」

この考え方は素晴らしいし、尊敬されるべき資質です。でも、実際、できてますか?

まあ、私もココで「アレをやれ、コレをやれ」と書いているのでアレですが、ぶっちゃけ、そんなに何でもかんでもできるわ・け・がありません。

現代の店は、人が減ることはあっても増えることはありません。

だからと言って、手をこまねいていると、売場が荒れて売上が落ちるか、サービス残業、サービス休出の連続で従業員が体を壊すかしてしまいます。

どっちもいやですよね。

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マルチプレイヤーになる

だったらまずは、一人一人がすべての仕事をこなせるマルチ・プレーヤーになる必要があります。

「業務担当だからレジはやらない」、「レジ担当だから接客しない」、「事務担当だから売場には出ない」なんて従業員がいたら必ず店は破綻します。

しかし、全員がマルチ・プレーヤーになったとしても、すべての仕事ができるわけではありません。

一人ができる仕事量には限界があって、残念ながら店の仕事量は、人がもっといた頃よりも、はるかに増えているのです。

全部できないならどうすればいいのか?

辞める仕事を決める

できないなら止めるしかありません。

現代の店長は、「何をやるか?」ではなく、「何をやらないか?」を考えるべきです。

やるべきことはたくさんあります。やりたいこともたくさんあるでしょう。しかし、限られた人員で全部できるわ・け・がないのです。

だったら、「やらないことを決める」のが現代の店長のもっとも大事な仕事と言えるでしょう。

やるかやらないかの基準は、あなたの店がお客様に何を提供しているかによって決まります。

質を提供する店なら、質を維持するのに関係ない仕事は止めましょう。価格を売りにする店なら価格を安く提供するのにつながらない仕事は止めましょう。

あなたはどの仕事を止めますか?

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