店頭のたった一つの役割

専門家に聞くと10個くらい挙がりますが…。
おはようございます、店長養成講座の小宮秀一です。
あなたは店頭の役割をわかっていますか?
店頭の役割については、店のコンセプトを打ち出すとか、お客様を選ぶとか、遠くのお客様に気付いてもらうとか、いろいろ言われますが、全部忘れて下さい。
そんなにたくさんのこと、店の人員だけでできるわけがないからです。
できないことなど覚えるだけムダです。
そういうときはもっとも重要な仕事だけに集中するのがコツです。
そう考えると、店頭の役割はただ一つ。

通行人を来店客に換えること、それだけです。
では、通行人を来店客に換えるには何をしたらいいのでしょうか?
順番に考えていきましょう。
通行人はどこを見て歩いているでしょうか?
正面ですよね?
ウィンドウショッピングしているなら話は別ですが、普通は歩く方向を見ながら歩いています。
つまり、通行人を来店客に換える最初のステップは、横を(店頭の方を)向かせることです。
そのためにはどうします?

目次

通行人を横に向かせる

たとえば、どうしても見ずにはいられないものを置くとか。
動くモノ、容姿端麗な女性、赤ん坊、犬、猫などは思わず見てしまうモノの代表です。
あるいは、その場にはそぐわない音を出すという方法もあります。呼び込みとか。
動くモノと音の組み合わせなら動画を見せるという手もあります。
今はスマートフォンで動画が撮影、編集できます。
また、食品を扱っているなら香りを外に出すようにするとか。
まあ、どの方法を使うにせよ、コレで店頭に通行人の目線をもらうことはできました。
本番はココからです。

来店するメリットをアピール

あなたの店に入ると得をすること、また、楽しいことがあると、店頭でアピールしましょう。
アピールと言っても商品を陳列するわけではありません。
店頭は見せる場であって、売る場ではないからです。
たとえばこんな具合です。

  • 売れている商品、旬の商品、話題の商品、流行りの商品から店頭でアピールする商品を選びます。
  • POPに「○○あります」と書いて商品の写真を貼り付けます。
  • ポスター印刷して店頭に掲示するか、A4サイズに印刷したPOP大量に掲示します。
  • お客様が店内に入った時、その商品の売場がすぐわかるようにしておきます。

ただし、効果測定は忘れずに。

何を測定する?

来店客数をカウントできればベストですが、そんな暇も金もないでしょ?
商品をアピールする場合は売上を測定すればいいでしょう。
さあ、あなたも店頭を使って通行人を来店客に換えちゃって下さい。

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