従業員の声も聞いていますか?

おはようございます、小宮です。

「従業員の声も聞いていますか?」と言っても、部下の人生相談に乗れというのではありません。

「オレに人生相談と恋愛相談はするな。人様にアドバイスできるようなことは何もない」と言っていた私がそんなことを言うわけがありません。

そうではなくて、新商品を導入するときや重点商品の発注数を決めるときに、「従業員の声も聞いていますか?」と言うことです。

「どうして従業員の声を聞かなければならないんだ?」と思った人は続きをどうぞ。

商売で成功するコツは、お客が買いたいモノを売ることです。当たり前っちゃあ、当たり前ですが。

では、お客が買いたいモノを知るにはどうしたらいいでしょうか?

答えはシンプルです。お客に聞けばいいんです。

とは言うものの、新商品の導入や発注数を決めるたびにお客の声を聞くのは不可能です。

では、お客に聞くのは諦めますか?

いいえ、そんな必要はありません。

だって、お客ならもっと近くにいるではありませんか!?

おわかりですね。従業員に聞けばいいんです。

あなたが商品の愛用者、マニア、パワーユーザー、オタクなら、あなた自身が立派なお客です。

従業員を「使用人」としか見ていない経営者や店長が本当に多いんですが、彼・彼女たちだって消費者なのです。

コンビニやスーパーなどの日用品を扱う店なら間違いなく全従業員がお客です。

パソコンショップのような専門店でも、そもそも商品に興味がない人は働いたりしません。商品が好きか、興味があるから働いているのです。そう言う人を「お客」と呼ぶ以外に何と呼ぶんでしょうか。

人は貴重な経営資源なんですから無駄なく活用したいモノですね。

あ、ちなみに、従業員に聞くときはあなたの意見を悟られないようにしましょう。

たとえば、「俺は売れないと思うんだけど、君はどう思う?」なんて聞き方は最低です。これでは従業員の声など聞けません。

店長と言う立場はあなたが思うより権威があります。「店長がそう思うならそうかな」と彼・彼女が自分の意見を曲げてしまうものなのです。

もし、「従業員に聞いても当てにならない」なら、こんなアホなコトをやってないかチェックしてみてください。

あ、もう一つちなみに、「この○○、君は買いたいか?」と聞いた方が本音を聞けますので参考まで。

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